彼女は海を見る

なんでもない記録です。

2014 10月読書

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:5254ページ
ナイス数:50ナイス

 

Kindle無印を安く買いました。電子書籍デビュー。

これまでは紙じゃない書籍というものにあまり良い気持ちがしなかったけど、漫画本を買うようになって本棚が埋まるスピードが上がったことを気にしていたので。試しに使う気持ちで購入。

これ一つで読書はできない。電子書籍化されていないものがあるから、読むものとして紙より劣っている点があるから。

買ってから使ってるのはほぼ、期間限定で無料にされた漫画を読むとき。書店で気になっていた、有名なタイトルが結構出るので良い。

あととりあえずダウンロードしてあるのは、無料の青空文庫と、シャーロックホームズ全作がひとつで売られてるのとか。

 

 

グレート・ギャツビー』(春樹訳)に感動した。すばらしかった。訳者の小説は『ノルウェーの森』しか読んだことが無い。でもそれを二、三回読んだんだけど、こころから いいなこれ と感じられないままでいる。 これを買ったのは、書店でそのカバー画に惹かれただけだったかと思う。一年くらい前なので思い出せない、積んだままになっていた。 日本のだけだと飽きてくるというか、鈍ってくるというか、そんな感じなのでやっと手に取った。

 

ここはまさに灰の谷だ。小麦が育つように灰が育つ奇妙な農場である。~その奥でどのような解しがたい営みがなされているのか、うかがい知れないようにしてしまうのである。

第二章の頭の方にある、ウェストエッグとニューヨークを繋ぐ道路を描写するところがなんかすんごい良かった。ここにカバー画のあのT・J・エックルバーグ博士の眼の看板がある。そしてデイジーの夫、トムの愛人の家がある。それから、事件もここだ。

 

もしそうだとしたら、かつての温もりを持った世界が既に失われてしまったことを、彼は悟っていたに違いない。~ちょうどまとまりなく繁った木立を抜けて彼の方に忍び寄る、灰をかぶったような色合いの奇怪な人影のごとく。

これは第八章の終わりの方の、第二の事件が起こるところ。 上もそうなんだけど、全部書き出すのが面倒なので ~ で飛ばしてるけど、その~の中が良い。バラというものがどれほどグロテスク・・・とか。

 

気になってわからなかった文章は第六章の最後、ギャツビーのデイジーとの過去を聞いている僕の思い出しかける何かというところ。

捉えがたい韻律、失われた言葉の断片。~思い出しかけていたものは意味のつてを失い、そのままどこかに消えてしまった。永遠に。

僕の思い出しかけたものは、ギャツビーのまっすぐなものからくるものなのか。30歳になる僕はその後思い出せないとしたら、若さを象徴するものなのではないかと考えたりしている。

 

 


悪魔の手毬唄 (角川文庫)悪魔の手毬唄 (角川文庫)
読了日:10月4日 著者:横溝正史

 

 

 

 


AnotherAnother感想
図書館から。人気なので気になっていた。 謎が気になって夢中で読んだ。
読了日:10月4日 著者:綾辻行人

 

 


銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件感想
図書館から。タイトルで気になっていたので。 タイトルはメタかと思っていたけど、本当に彼女は縮んでいくし、他に銀行にいた客たちも変な現象を受ける。次は安部公房の書くような物語かなとあたりをつけて読んでみるけれど、それよりも道徳的というんだろうか、人生の教えみたいなものの臭さが鼻についてしまう。結末が好みじゃなかった。 
読了日:10月5日 著者:アンドリュー・カウフマン

 


暗殺教室 10 (ジャンプコミックス)暗殺教室 10 (ジャンプコミックス)
読了日:10月6日 著者:松井優征
暗殺教室 11 (ジャンプコミックス)暗殺教室 11 (ジャンプコミックス)
読了日:10月6日 著者:松井優征

 

 

 

 


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
九章を諸行無常という言葉を浮かべながら読んだ。 ギャツビーって主人公じゃないのか、「僕」が語ってゆくのね…と読み始め、ギャツビーって何者?とこの物語がミステリーに分類されるものなのかと中盤まで考えて。漱石の作品に似たような、「猫」や「私」が探偵的な役割がいる進行だと思えた。 「僕」であるニックがギャツビーの存在を軸にした灰の世界の描写が、はっきり理解できていないんだけどかっこいいっていうか、すごかった。よかった。訳文だから村上さんの技なんだろうか(原文も照らし合わせて読んだけど、それは特にどうも思えず)。
読了日:10月11日 著者:スコットフィッツジェラルド

 


ジーキル博士とハイド氏の怪事件ジーキル博士とハイド氏の怪事件
読了日:10月14日 著者:ロバート・ルイススティーブンソン

 

 

 

 


バチカン奇跡調査官  黒の学院 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)
読了日:10月14日 著者:藤木稟

 

 

 


夏目漱石先生の追憶夏目漱石先生の追憶
読了日:10月15日 著者:寺田寅彦

 

 

 


バチカン奇跡調査官  サタンの裁き (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 サタンの裁き (角川ホラー文庫)
読了日:10月15日 著者:藤木稟
バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)
読了日:10月18日 著者:藤木稟
バチカン奇跡調査官  千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)
読了日:10月19日 著者:藤木稟

 

 

 

 


逃げるは恥だが役に立つ(1)逃げるは恥だが役に立つ(1)感想
kindle無料だったので。ロハだったから、棚で面陳されてたのを見たからという理由だけで読んだけど、とても良かった。 結婚と仕事でこれからを悩んでいるので、こんなコトあれば…と少々夢見させられる内容だった。 実際、結婚って愛を先に考えるから色々と問題になることがあって、それを抜いて、ただ他人と暮らすことを続ければ、愛のようなものが保たれるのかもと考えたり。はじめに「(仕事の)距離を保って」とあることから見ていると、傲慢と距離感から自分の思い出すことがあったり…。 2巻読みたくなった。
読了日:10月20日 著者:海野つなみ

 


バチカン奇跡調査官  血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)
読了日:10月22日 著者:藤木稟

 

 

 


七つの大罪(1) (講談社コミックス)七つの大罪(1) (講談社コミックス)
読了日:10月23日 著者:鈴木央
七つの大罪(2) (講談社コミックス)七つの大罪(2) (講談社コミックス)
読了日:10月23日 著者:鈴木央
七つの大罪(3) (講談社コミックス)七つの大罪(3) (講談社コミックス)
読了日:10月23日 著者:鈴木央

 

 

 

 


デスコ 1 (ビームコミックス)デスコ 1 (ビームコミックス)感想
少女が主人公ということで予想はしていたが、バンビっぽいところが…不満。私にとってバンビはバンビで、バンビ系、バンビ的なものはないので…全く違ったぶっ飛び少女を期待してた。 けどこれから彼女がどう動くのか気になる。
読了日:10月26日 著者:カネコアツシ
BAMBi 1 remodeled (ビームコミックス)BAMBi 1 remodeled (ビームコミックス)
読了日:10月27日 著者:カネコアツシ
BAMBi 2 remodeled (ビームコミックス)BAMBi 2 remodeled (ビームコミックス)
読了日:10月27日 著者:カネコアツシ

 

 

 

 


天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
お気に入りさんが書いたこのシリーズのレビューささらっと目にして気になったので。キャラ設定や会話文が少しライトっぽいなと気にしていたけれど、メニーメニーシープという土地に箱船的シェパード号、メイスンの性質などおもしろいモノが次々に登場して、この世界をどう動かしてゆくのかと引きつけられて読まされた。画にしても見たい世界。
読了日:10月31日 著者:小川一水

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