彼女は海を見る

なんでもない記録です。

2014年3月読書

『RDG』シリーズが終わった。やっぱり今年アラサーに入る大人が読んで満足するもんじゃないのかとちょっとさびしくなった。 持っていても仕方ないし、ちょうど主人公と同じように今年から高校生になる女の子が近所にいるので、よかったら~とあげちゃった(おしつけた)。 お返しで貸してくれた本が、児童文学で和んだ。読んでみよう。

読んでよかったのは、『夜歩く』、『死神の精度』かなぁ。

オーケンさんの本は、オーケンさんが26歳の時に書かれたものらしいが、文章がお上手で読みやすく面白くて、すごいなぁと思った。(オーケンさんには、小さいころにちょこっと見たことがあった、顔に何か書いてるチリチリパーマの男の人というイメージしか無い)。 が、年月が経っているのと、型通りのもので、現代の自分が特別読むものでもないなぁとは思った。

 

 

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5827ページ
ナイス数:69ナイス

獄門島 (角川文庫)獄門島 (角川文庫)感想
金田一シリーズ2作目。映画鑑賞済のため、イメージは全て出来上がっていた。またそのために殺人動機の恐ろしさや驚きは少なかった。 しかしおもしろいのが、俳句に沿ってなされた殺人法だ。映画の方でも狂った図が撮られていて良かった。 この句が重大な鍵だと「キちがい」をうるさい位繰り返し、他にも獄門島と拷問、鬼頭家とご祈祷などシャレを入れていて良い。他にも掛け言葉はあったろうか? 映画の方の奇抜でかわいくて気味が悪い三姉妹が素晴らしくて、原作はどうなのかと期待していた。原作通りだったのだなと頷けて満足。
読了日:3月3日 著者:横溝正史


夜歩く (角川文庫)夜歩く (角川文庫)感想
3作目。始まりが会話で、今まではその事件と書き手とを結ぶ経緯や、舞台の過去などを順序立てて書いてあった為、何かあると思いながら読み進める。書き手の売れない小説家が舞台に立ち、探偵の様に居るから、金田一の登場がない?もしかしてこれはシリーズ作ではなかったのかと思ったくらい、出てくるのが遅かった。(全319頁で163頁目で登場)。 これが罠だった(笑)。あまりに怪しい佝僂一族と妙な謎の多さで、犯人に気付き始めたものの、素直に騙された! 殺人事件の巧妙さ、策略した動機が凄い。 解説に坂口安吾の名が。それも読も
読了日:3月4日 著者:横溝正史


八つ墓村 (角川文庫)八つ墓村 (角川文庫)感想
4作目。これは市川監督作に無し。タイトルはとても有名で、どういった事件になるのかとたのしみだった。村名のエピソードに加えて紹介される、凄惨な32人殺しはその殺人鬼の風貌の説明文で「津山事件」がモデルだと気付く。これは当時どのように読まれただろうか? 村や田治見家全体が不気味さが大きく印象付けられる為、終着へ向かうと当事件要因は薄く感じ、竜頭蛇尾…は云いすぎかもしれないけど少しつまらなかった。続けてシリーズ読んだせいかもしれない。
読了日:3月5日 著者:横溝正史


迷路荘の惨劇 (角川文庫)迷路荘の惨劇 (角川文庫)感想
犬神家を飛ばして6作目。 女と金の問題で複雑な人間関係ができるのは毎度のことながら、その人間の性質と心理からの言動の書き方が素晴らしいなあと思う。 タイトル通りに迷路のように築かれた舞台なんだけど、いつもこういう場をイメージするのが得意でなく、迷路や洞窟となると更に難しいので、折角の高揚の時をたのしめず残念。 これまでのシリーズ作で出てきた人物が挙げられたり、繋がりがあり、続けて読むことのたのしみが増える。
読了日:3月7日 著者:横溝正史


陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)感想
雑誌「ダ・ヴィンチ」の伊坂特集で、本棚から引っ張り出した。6年振りくらいの再読。 映画も観たことがあるのでストーリーは大体覚えていて、しかし一文一文読んでいくとやっぱりおもしろい。動物、文学、蘊蓄…様々な情報が織り交ぜられ、あくの強い・普通じゃないキャラクターが活き活きと喋り、出来上がる物語は痛快。とてもたのしめた。
読了日:3月8日 著者:伊坂幸太郎


RDGレッドデータガール  はじめてのお使い (角川文庫)RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)感想
シリーズ完結作が出たが、あやふやになっていたので再読。 初めは10代向け青春ものだなあと思いながら読み進め、主人公・泉水子や因縁付けされた深行の修験道の姿を知ることによって、神道ファンタジーのおもしろさにハマる。父に反抗するだけから変わる深行の決断、うじうじを止めようと変わる泉水子の心は爽やかで前向き、気持ちがいい。 ただ、文章ではなくて漫画やアニメで見るだけでもいいのかなあ~とも感じた。
読了日:3月9日 著者:荻原規子


RDG2 レッドデータガール  はじめてのお化粧 (角川文庫)RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (角川文庫)感想
中学の卒業の話はなく、舞台は高校へ。無駄をバッサリ切ってしまっていて呆気ない。 入学した高校は、泉水子や深行の様な変わった環境や質・技を持つ子が集まるところ。その大きな派閥争いへ巻き込まれてしまう二人。 1巻と比べ、出来事が多くてテンポ良く感じる。神道、風習~伝統系はほんの触り程度だけど引かれる。 どんどん膨らむ高校生活や姫神の件で成長する彼らのシンプルな教訓が好き。
読了日:3月10日 著者:荻原規子


悪魔が来たりて笛を吹く (角川文庫)悪魔が来たりて笛を吹く (角川文庫)感想
7作目。金田一の推理過程が見えることや、他の人へ助けを借りている事が印象に残ったので、以前にはこういったことが少なかったかと考えてみるも、読み返す力はないので…気のせい? アナログの読書ノートにメモは取っていたが、感想を書いていなかった為にここにも書けない。ただ、戦後の生活や技術のことや、作中に出てくる他の作品名を多くメモしている。 あと、椿、玉虫、蟇という人物に合わせた、植物と虫の比喩が多かった様で(メモ)、そういった色を統一しているところが気に入ったみたいだ。
読了日:3月17日 著者:横溝正史


RDG3 レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (角川文庫)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)
読了日:3月20日 著者:荻原規子
RDG4 レッドデータガール    世界遺産の少女 (角川文庫)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (角川文庫)
読了日:3月20日 著者:荻原規子
RDG5 レッドデータガール  学園の一番長い日 (角川文庫)RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (角川文庫)
読了日:3月22日 著者:荻原規子
RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (角川文庫)RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (角川文庫)感想
うーん。終わらなそうなところで終わりになったシリーズ最終巻。大まかにめでたしにして、未来があるけれども書ききらずにそれを想像するのもおもしろい。っていう締め方は好きな方だと思っていたけど、このシリーズに関してはとても物足りなかった。 大味だけど悪くない。でも、これを小説で読むという時間をかける行為について考えても、やっぱり10代、学生向けなのかなあと感じた。 
読了日:3月22日 著者:荻原規子


不連続殺人事件 (角川文庫)不連続殺人事件 (角川文庫)感想
横溝氏の金田一シリーズの一作『夜歩く』の解説に、この作品が紹介されていたので読んだ。 安吾の作品は堕落論などの小説以外のものしか知らないが、まさか推理小説を書いていたとは意外だった。さてどんなものだろうと思い読むと、あのファルス論等を書いた安吾のらしいと感じた。美醜よりも真実、批評があるおもしろいものだった。 また、読み始めてすぐ、横溝氏の夜歩くが思い出せた。冒頭が全く一緒だった。 ストーリーは余り楽しめず、なんじゃこりゃと思ったが、解説を読んでそういうことなのかと半分納得した。  
読了日:3月24日 著者:坂口安吾


不死蝶 (角川文庫 (3469))不死蝶 (角川文庫 (3469))感想
映画で観た「女王蜂」をとばして、9作目。安吾推理小説を読んで、漫然と読んではいけないと思い、私も探偵になってみた。メモを細かくとって、苦手な地理描写も図を描いてみた(笑)。今までとちょっと違う気分になれた気がした。それは、自身のそれもあるし、この作品も特別だったと思う。 金田一と面と向かって対決?する人物が出てくる。その人との最後の面会のシーンでは金田一が怒る。新たな一面が見られて良かった。 一つ分からなかったのは、田代青年とは何の知り合いなのか。いつもならしっかり説明されていたと思うけど…あったっけ?
読了日:3月27日 著者:横溝正史


ボクはこんなことを考えている (角川文庫)ボクはこんなことを考えている (角川文庫)
読了日:3月30日 著者:大槻ケンヂ
死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)感想
ある人間が事故死(自殺、病死以外)することを1週間の調査で、可か、見送りかを決定するのが、死神の仕事。様々な死神がいる中で、主神公・千葉はミュージックを聴く事が生き甲斐で、仕事の生死問題は「仕事だから」で関心がない様に通している…ものの、それで人間に関わっていく話たちは温かみがあった。 これは特に死を主題としての物語なので、言葉でもどうにもならないものがあると改めて感じた。それを補う1つがミュージックだろうなぁと思う。ミュージックって言い方良いな(笑)、今度から真似て遣おう
読了日:3月31日 著者:伊坂幸太郎

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