彼女は海を見る

なんでもない記録です。

2014年2月 読書まとめ

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:7333ページ
ナイス数:92ナイス

 

漫画本20冊、月刊誌なども登録したため数が多くなった。

特に読んでよかったのは、遠藤周作の『人生には何ひとつ無駄なものはない』(再読)、阿部和重の『シンセミア』、福永武彦の『草の花』(再読)、横溝正史の『本陣殺人事件』。

メモをあまり取らなくなったため、感想がいつもよりちんぷんかんぷんかもしれない。

近代文学を読もうと目標にあげたくせに全く読んでないので、どうにかしよう。



人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)人生には何ひとつ無駄なものはない (朝日文庫)感想
友人に貸していたのが返ってきたので読みたくなった。共感するもの、未だ分からないこと、疑問を感じるもの、痛く感じるもの…様々なお言葉・文集。キリスト教文学を書いた方だから宗教的なものが多いけど、日本人らしい(というのか?)解釈で語っているのでそれほど気にならなくて好き。 小説から抜かれたものもあって、エッセイよりも感じることが多かったので、読みたい気持ちが高まった。 前回と違う文章へ目が留まる事をたのしんだ。
読了日:2月2日 著者:遠藤周作

 

 

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)感想
つまらなくて一つ読むと気力がなくなることを繰り返して未読のままだった短編集をやっと読めた! 事件解決はその時の高揚感は薄い気がするけど、読み終えてページを流すとホームズの活躍をたのしんで読んだなと思える。 「青いガーネット」の犯人を逃がすホームズの心境が不思議だった。「もしここで刑務所へ送ってやれば、あいつは常習犯に転落してしまうだろう。」才能のある風変わりな人は何となく冷淡なイメージがあるので、情のある彼は意外だ。 そして報酬を取らないのにどうして生活してるんだろう…
読了日:2月4日 著者:コナンドイル


シンセミア(上) (講談社文庫)シンセミア(上) (講談社文庫)感想
地元に近いところが舞台で、会話も風潮も田舎そのもの。訛りがそのままで東北以外の人が読めるのだろうかと心配になった。 全てが黒に近い灰色で汚くて読む度に気分が下がる。語り手があり淡々と描いている。継続していく悪の日常。田舎の野暮ったさ、間抜けさが笑えず、これらがより気味悪く脚色しているようだった。 事件の連続に読むスピードが上がるけど、些細な事が全てで長く感じた。面白いけど、本当に気分が悪くなる。 唯一の光のように、田宮彩香のブログを笑って読んでいた。けど… どうなるのだろう。
読了日:2月8日 著者:阿部和重


シンセミア(下) (講談社文庫)シンセミア(下) (講談社文庫)感想
先日ツイッターで、村上春樹の町名変更との対比として、神町がこれだけ変態と犯罪者の巣窟とされているのに、というのがあった。フィクションながら黒い歴史の舞台として選ばれた神町は現実に平和でいる。この作品も、あれだけ無茶苦茶になっていたものを平和と感じられてしまうまとまりがあってすごい。 この無茶苦茶に上巻は読後感がとても悪かったのだけれど、下巻の一気に収束していくさまに変な気持ちよさを感じた。 不幸過ぎて平和と云いきれないし、終わりは彩香の不幸物語の続きのようだが…べっちょの影生が救いの象徴で安心した。
読了日:2月10日 著者:阿部和重


ロスト・シンボル (上) (角川文庫)ロスト・シンボル (上) (角川文庫)
読了日:2月12日 著者:ダン・ブラウン
ロスト・シンボル (中) (角川文庫)ロスト・シンボル (中) (角川文庫)
読了日:2月12日 著者:ダン・ブラウン
ロスト・シンボル (下) (角川文庫)ロスト・シンボル (下) (角川文庫)感想
フリーメイソンの話。それを全く知らないため、謎や重要なものをどうしてよいやら状態のまま読み終えてしまった。 それと掛け合わせた純粋知性科学に対しては、とても興味を持った。私たちの精神が物質へ影響を及ぼしている。信じがたいが、作中の例や、先日読んだ遠藤周作の著作からは「朝顔に話しかけたら冬まで花を咲かせた」とか、あとTVで知った遠くから祈られた患者の回復率の高さなどもあるらしい。 精神を表す言葉の力を考えてみた。
読了日:2月12日 著者:ダン・ブラウン


ピストルズ 上 (講談社文庫)ピストルズ 上 (講談社文庫)
読了日:2月15日 著者:阿部和重

 

 

 


月刊コミックビーム 2014年2月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2014年2月号 [雑誌]感想
付録のBAMBiストラップ、カネコさんの新作目当てに。10年以上振りに漫画の月刊誌を読んだ、目当て漫画のページの少なさに驚く…こういうもんだったっけ。外の漫画を読む気は今のところない。やっぱり単行本だけでいいかな?
読了日:2月16日 著者:


草の花 (新潮文庫)草の花 (新潮文庫)感想
人間的に生きた汐見。夢見ることこそ現実であり幸せだ。 藤木兄への想いを本人に伝えてしまうところには少しエゴが以前より気になった。 人間関係や藤木兄の死、戦争などを含んで様々な重さを持った後の彼が、孤独を貫く姿勢は悲しいながらも、仕方のないもの。人を信じる愛するために、己は孤独に強くなければならない。 彼は最後に二冊のノートを「私」に託す、「友達らしい友達を持たなかったが…君になら」。 「エゴ」とは何か?他人は外側でしか見られないし、私も私でしか見られない。つまらない言葉だと思う。
読了日:2月18日 著者:福永武彦


ピストルズ 下 (講談社文庫)ピストルズ 下 (講談社文庫)感想
神町トリロジー」の二作目、「シンセミア」から6年後の神町と魔法使い一家の話。 「シンセミア」の事件でふさぎ込んだ書店主が、魔法使いの話すファンタジーと神町の歴史の結び付きに興味を抱いて手記を残す形式で進む。人々を誘惑し操る術を持つ一家の歴史は暗澹としている。しかし、その秘事の芳しさを追って深みにはまってしまう。 前作は血生臭いものだったが、今作は不思議な薫りに包まれていた。どちらにも共通するのは毒ードラッグ。 強烈な前作の後で、私にはあまり引き込まれないものだった。三作目は何があるのだろう、たのしみ。
読了日:2月19日 著者:阿部和重


先生! (1) (マーガレットコミックス (2630))先生! (1) (マーガレットコミックス (2630))感想
持っていたはずが何処かへいってしまった為、古本屋にて購入。響ちゃんより若い年に読み、それから何度も読んだ愛するマンガ。 大人しめな主人公に見える。が、好きな先生と接する機会が続き、自分の恋心に気付いてからは不器用で、猛然とした情熱がある。いつもの友人は同年、同部活の男女2人。 何もないような学校生活、やり取りも細かく描いてあって、泣いたり笑ったり。 ほんといい作品だと1巻からしみじみ思う。
読了日:2月25日 著者:河原和音
先生! (2) (マーガレットコミックス (2696))先生! (2) (マーガレットコミックス (2696))感想
この巻で、伊藤先生はもうすぐ26才になるという情報を知り、私は響ちゃん達より先生の方かずっと年が近くなってしまった…。先生と生徒の恋愛はタブーだが、伊藤先生は真面目に向き合っている。20代半ばで、こんなに生徒として恋愛対象として、真摯に向き合う人っているんだろうか。私も先生が好きです。(笑)
読了日:2月25日 著者:河原和音
先生! (3) (マーガレットコミックス (2734))先生! (3) (マーガレットコミックス (2734))感想
元カノ・美咲出現により、「女のプロ」中島がすんごい好感度アップする巻。ツンデレサチコー!
読了日:2月25日 著者:河原和音
先生! (4) (マーガレットコミックス (2785))先生! (4) (マーガレットコミックス (2785))感想
この巻で3年生になってしまう響ちゃんたち。20巻もあることを考えると早いと思う。グッバイ美咲、ハロー渚。伊藤先生を好きな自分と好いてくれる異性を重ねるところ、いい。 中島の苦い経験からの大人の言葉が妙に響く。
読了日:2月25日 著者:河原和音
先生! (5) (マーガレットコミックス (2823))先生! (5) (マーガレットコミックス (2823))感想
祝・復縁。の夜の画が薄着で、昔はどう受け取れば良いのかよく分からなかったな(笑)。 さわやかだが、変に現実のある感じが何ともいえない。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (6) (マーガレットコミックス (2875))先生! (6) (マーガレットコミックス (2875))感想
千草ちゃん主役巻! どの登場人物も好きだけど、ちーちゃんはずば抜けていい子で幸せになってほしいので好きな巻。 いつも追う立場が、追われる時を迎えるとこうなるという図が頷けておもしろい。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (7) (マーガレットコミックス (3028))先生! (7) (マーガレットコミックス (3028))感想
ちーちゃん、おめでとう。そしてまた先生に近付く女出現。 渚と千草ちゃんの会話に「スーパーカーのCD」が出てくる!河原さん好きなんだろうか、それともこの頃の高校生の好きなバンドだったんだろうか。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (8) (マーガレットコミックス (3093))先生! (8) (マーガレットコミックス (3093))感想
先生の迷いと、中島の優しさ。どちらも20代半ば、大人の弱さで…すき。 要所要所で、浩介って男前だなあと思う。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (9) (マーガレットコミックス (3144))先生! (9) (マーガレットコミックス (3144))感想
中島の「大人になろうと変えた」過去、白川のイヤな戦略が中心だが、6人でキャンプ行った時の雰囲気と、閉じ込められた先生が「これくらいいい思いをしてもいーだろう」という台詞がキュンッキュンもの!!!中島がいちいちツボでたまらん! 一難去ってまた一難
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (10) (マーガレットコミックス (3212))先生! (10) (マーガレットコミックス (3212))感想
千草ちゃんが受験勉強に燃え、渚を放ったら…白川の罠に。 千草ちゃん、ほんっと良い子。相手が響だからああいう風になれるというのもあるんだろうけど、相手の身を心から想っていられるところは見習いたい。 白川は好きな人のためにすべて計算して利用する女で悪いこととして描かれてるんだけど、それもまた素直にすごいと思う。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (11) (マーガレットコミックス (3254))先生! (11) (マーガレットコミックス (3254))感想
冒頭からコワいシーンなんだけど、響が白川に「あきらめて」なんて言っちゃう。これは嫌いだなあ。白川も真剣でやっているんだから、勝者の立場で言っちゃってるじゃんと思う。刺激があって、面白さに加えられるんだからだと分かるけど。 そしてまた6人で旅行かよ、どんだけ仲良いんだよー(笑)。 あの浅葱先生、これから出番あるだろうと期待してたがこれっきりで少し寂しい。イイキャラなのに。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (12) (マーガレットコミックス (3321))先生! (12) (マーガレットコミックス (3321))感想
やっと出た、浩介主役!と云っても、相手側・女の視点が多い。この回から男と女の問題がよく分かる。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (13) (マーガレットコミックス (3366))先生! (13) (マーガレットコミックス (3366))感想
浩介が、幼い子たちの気持ちを伝え合うのを目の前にして「正直でえらいなあ」と云うシーン、ジーンとくる。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (14) (マーガレットコミックス (3410))先生! (14) (マーガレットコミックス (3410))感想
受験勉強と親子の問題を解決する伊藤先生、すごい。この親達はモンスターペアレントとまではいかないが、こういった問題に先生達も非常なストレスを抱えるんだろうなあ…。 先生の社宅から帰る時の、千草ちゃんパパの一言が泣ける(T_T)すてき! 入学からどうして友だちとして3人でいるようになったかのエピソードが良いなあ。 久々の関矢と、ラスボス藤岡君登場。藤岡君、かっこいいんだよなぁー(笑)
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (15) (マーガレットコミックス (3465))先生! (15) (マーガレットコミックス (3465))感想
「普通じゃないチュー」で千草ちゃん・渚に危機が!すんごい笑える。 また1人でうじうじ悩む響の姿は、昔よく自分を投影してたなあ。 先生も迷走し出します…何を考えてるのかよく分からない大人の男性のこわさ。だから踏み込めない
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (16) (マーガレットコミックス (3508))先生! (16) (マーガレットコミックス (3508))感想
先生のおねーさん、超美人。 ここらへんから、先生と響のすれ違いや悩みが遠距離恋愛に近くて少し色々思い出したりする。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (17) (マーガレットコミックス (3552))先生! (17) (マーガレットコミックス (3552))感想
高3の夏に先生が「一旦、先生と生徒に戻ろう」なんて云うなんて…だんだん我が儘というか、大人らしさがなくなってきている。 藤岡君はかっこいいんだけど、悲しい存在。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (18) (マーガレットコミックス (3603))先生! (18) (マーガレットコミックス (3603))感想
相手を思うこそ、好きだからこそ別れるという件。分かるんだけど、結局自分のことしか考えてなかったりするというか、善を考えて善をやるとあんまり良くなかったりするよなあと思う。1巻からずっと貫かれてた「正直さ」は、エゴになることもあるけれど、良い結果を生むと信じている。 藤岡君、響のことどうして好きになれるのかが気になる
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (19) (マーガレットコミックス (3633))先生! (19) (マーガレットコミックス (3633))感想
復縁、三度目だっけ?良かった良かった。 中島の笑顔がやわらかーい。
読了日:2月26日 著者:河原和音
先生! (20) (マーガレットコミックス (3677))先生! (20) (マーガレットコミックス (3677))感想
連載中に読んでた時は、こんな早く終わると思ってなくてちょっとした絶望を感じたなあ。再読も同じで、早いとは云え少女マンガで20巻は長いからだろうなぁと。学生生活も実際あっという間に終わってしまった…たのしいことはほんと一瞬で過ぎてしまう。 
読了日:2月26日 著者:河原和音


本陣殺人事件 (角川文庫)本陣殺人事件 (角川文庫)感想
市川崑監督の映画を全部観終わり、原作との違いや金田一耕助に関心が高まったのでシリーズ長編を読んでいくことにした。古本屋で105円で購入したこれは「昭和51年13版」、カバー画が違うのだけれど断然購入した方のがいい。 タイトル作が金田一の初登場、そして他二篇収録。 戦後の有り様(社会)と人を狂わせた要因がおもしろい。謎解きは得意じゃないが、古い作品だからすぐ勘付いてしまうんでは、と思っていたが杞憂だった。読みやすいけれど、奇妙・恐ろしさを語る文章が美しかった。
読了日:2月27日 著者:横溝正史

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