彼女は海を見る

なんでもない記録です。

2014 1月 読書

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4585ページ
ナイス数:56ナイス

BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]
読了日:1月4日 著者:
丘ルトロジック  沈丁花桜のカンタータ (角川スニーカー文庫)丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ (角川スニーカー文庫)感想
初めての「ライトノベル」。ラノベと分類された作品を読んでみたいからオススメして下さいと云ってこれを挙げてもらった。現代の「ノベル」(小説)との違いが何となく分かったけれど、大差はあったりなかったり。これだけ読んでの偏見で、ラノベは現代向きなんだと思う。情報氾濫の中で、それでも必要なものが情報。(「まとめ」が氾濫)。だから長い迷いや重い想い、感じたことを掘り下げない、留まらせないキャラクターと情景が書いてある。簡素に絵的に(マンガ、アニメ的に)、わかりやすい。「ライト」はこういうことかなぁと思った。
読了日:1月5日 著者:耳目口司
それから (新潮文庫)それから (新潮文庫)感想
二度目。代助の考えってこんなに恐ろしかったんだっけと驚く。周りから「遊民」非難をされて、始めはインテリ論詰で片付けていた代助。また、他人を皆見下していながら力には存分に頼る。そこから崩れていく。 三千代が関わるところ以外は小説じゃない感じ。高等遊民ブルジョア、家柄を重んじる習慣に反する恋愛。代助はダメ人間だからこれはいけないですよというメッセージ、道徳を説いているようには思えない。好きな女性を捕まえて、やっと動いた代助の姿には未来があると肯定的に捉えている。悲劇か? とても不思議な「それから」。
読了日:1月8日 著者:夏目漱石
ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (ハヤカワ文庫NV)ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (ハヤカワ文庫NV)感想
映画鑑賞後、理解できなかった為。又、新訳はアマゾンでとても不評だったのでこっちを。スパイ小説は『ジョーカー・ゲーム』シリーズしか読んだことがないのだけれど、スパイのイメージは超クールなカメレオンだった。 主役スマイリーは老齢で丸くて短足。奔放な妻を思うことに仕事以外の時間を費やし、仲間を見守るような温かさを持っている。全体が哀愁を帯びていて渋い。二重スパイ…もぐら捜しはじわじわと進行し、細かなパズルピースが散りばめてあるので一読理解には少し難しく感じた。 ジムと「ビル」のラストがたまらなく好き
読了日:1月11日 著者:ジョン・ル・カレ
小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)感想
漱石を再読している中、読んだのだけれど時代の差が大分あるように感じてしまった。表現もお話もシンプル。「美しい」と素直に(というのか?)書いていることに少し違和感があったり、余りにも調子が真っ直ぐで解釈の仕方に迷った。高校の授業以来の再読の「城の崎にて」はやっぱり教科書に載る感じだと再確認して一番しっくりきたけれど、この中ではこれだけが異質な気がする。 特に寝る前に読んだ。深く何かを残さないけれど何も無いわけではなく、程良く自分を空いた状態にしてくれた。
読了日:1月15日 著者:志賀直哉
くまちゃん (新潮文庫)くまちゃん (新潮文庫)感想
「一行手帳」に釣られて買った。始まりの「くまちゃん」からやばい。その尊敬するアーティストのもので自分を固めたくまちゃんっていうのが分かるし居るし、それに恋してしまった苑子ちゃんも分かるし居る。それで次々と繋がっていく。話としておもしろいんだけど、また別に自身のことを重ねて感じられることが多くて、やられた。男性が読んだら、この男性が主人公のお話にどう感じるのか気になるところ。 この話の皆はフリフラレながら成長・学んでいて、希望のある作品だった。
読了日:1月17日 著者:角田光代
ゼロの焦点 (新潮文庫)ゼロの焦点 (新潮文庫)感想
「一行手帳」で釣られて、映画の方を薦められていたけど観てないので。 事件前だけがあやしくて惹かれた。「所有というのは夫の全体を知りつくすことだった」という文章が良かった。 犯人の動機が取って付けたようで、社会派にするには薄い様な気がした。怪しい人の描写がくどいので、犯人は分かりやすい。雪国の描写は一辺倒じゃないかと思った。要が何にあったのか分からない作品だった。
読了日:1月18日 著者:松本清張
門 (新潮文庫)門 (新潮文庫)感想
これで前期三部作を通して2度目を読み終えたけれど、すごかった。三四郎、それからは若さがあった。対して門は老いた様に落ち着いたところから始まる。過去の罪と現在に続く悩みを偶に浮き上がらせながら、それでも夫婦は2人きりの世界で静かに幸せだと感じられるくらいの生活をしている。最後にタイトルの門が現れるのに、通れず引き返しもできない。そして一番最後の台詞が出てきて、悟った言葉だと感じた。ビビりました。 御米さんは本当に素敵な奥さんで憧れる。
読了日:1月19日 著者:夏目漱石
道草 (新潮文庫)道草 (新潮文庫)感想
終始、漱石の文章じゃない様だった。話も人物もモデルがあって、それとの関係が近過ぎるからかすごく素っ気ない。語り合うことがなくて、余裕がない。 これまで読んだ作品で、宗教とか神について少し語るのは行人と門だったと思う。今回は神について何度か考えを云うところがある。前二作と同じく、否定的。「自伝的小説」とあるから殊更それが強く残った。 よく理解出来ないところもあるのでまた再読すると思うけど、これは何かあんまり好きじゃない。
読了日:1月20日 著者:夏目漱石
緋色の研究 (新潮文庫)緋色の研究 (新潮文庫)感想
BSでやってる旧い方のドラマを観て、ホームズとワトスンをすごく好きになったので、また原作を。1度目は特にひっかかるものが無くてさっぱりだったのだけど、今回はあのドラマに出てくる彼らをイメージして読んだらたのしめた。(1度目は最近の映画の2人でイメージしてた)。 ワトスン君と変人ホームズが同居したのをきっかけにコンビを組んで事件解決。ワトスン君は何もやってないに等しいけれど、ホームズを観察して魅力を語る。『ボーン・コレクター』と同じで、読む方は追うだけでつまんないんだけど。
読了日:1月23日 著者:コナンドイル
四つの署名 (新潮文庫)四つの署名 (新潮文庫)感想
1作目より好み。犯人の逃亡を知らずに手伝ってしまうスミスさんの妻から引き出す情報。オーロラ号を追いかける時の、ジョーンズ「つかまりますかね?」に「つかまえるんです!」とホームズ。この技と熱が好き。最後の台詞も好き。
読了日:1月24日 著者:コナン・ドイル
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)感想
坂口夫婦がすきだなあ。にやにやした。
読了日:1月26日 著者:三上延
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
読了日:1月26日 著者:三上延
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
読了日:1月26日 著者:三上延
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)感想
すごい人気だし、一巻に漱石があるので気になっていた。1~4巻を一気読み。 文章に特徴がなく、読みやすい。古書の関わる問題を解決していくうちに、その噂が広まり、様々な問題を持ち込まれるようになる。またそれをやると、店主の問題も少しずつ明らかになってくる。 ヒロイン店主は見られる側で、古書の知識と探偵的才能がシャーロックホームズの様だった。主人公・五浦は、同じくヒロインを語るワトソン君の様。その2人の恋は全体から見て少し浮いて感じた。
読了日:1月27日 著者:三上延

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