彼女は海を見る

なんでもない記録です。

なまけもの

「安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。」
太宰治、『晩年』(新潮文庫)の「葉」より。

昨晩、寝る前に読んだ「葉」の中の一つ。
「葉」は、ハ か ヨウ か。
人間失格』を読んだので、ヨウと読んでしまった。(未解決まま)

また他は『津軽』の二作しか知らないのだけど、「葉」は断片的で流れが見えずちょこちょこ書いてあって1つにされているのだけど読みやすい。どこかからの一葉、一葉が集まっているみたい。


本やツイッターでいい言葉・文を見つけたらノート、手帳に書き写すことをしている。今のところ読み返さないけど、書き写す行為がたのしい。
寺山修司の『ポケットに名言を』(角川文庫)を読んで、私も名言集をつくってみたいと思って。自分の名言がずらりと並ぶノートはどんなもんだろう。気持ち悪いような、こわいような、重いような、うるさいような… 贅沢。

小説からのいい文書き写しに困るのは、1文じゃいけなくて何行も続くとき。どうしてもそうなるなら、写さないで付箋紙とか端折っとくだけなんだけど。


「 兄はこう言った。「小説を、くだらないとは思わぬ。おれには、ただ少しまだるっこいだけである。たった一行の真実を言いたいばかりに百頁の雰囲気をこしらえている」私は言い憎そうに、考え考えしながら答えた。「ほんとうに、言葉は短いほどよい。それだけで、信じさせることができるならば」」
同じく、「葉」より。


新潮文庫のフェアで一行手帳をゲットしたけど、使ってないや。